06203 研究室の授業スタジオ化完了
2021/04/09
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研究室を「授業スタジオ」にしました。立って授業できます。全身で表現できます。授業中に歩き回れます。
快適!! 念願だったのですご〜くうれしい。
授業中、頭脳をフルに使うので、脳の血流を確保するため、自然と歩き回る。
自宅のデスクでアーユルチェアーに座ってオンライン授業をしていた2020年度は、歩き回れないので、代わりに常にジグリングしていました。脳の血流を確保するため、ジグリング、めっちゃ大切。
それ以前、対面授業の時は無意識に歩き回っていました。もちろん「机間指導」、学生がノートに描いた図をiPad Proでプロジェクタに映す、スクリーンを指し示す、学生の視線を動かす、shio.iconの声が聞こえる方向を変化させる、空中に絵を描く、といった目的で意識的に動いているのですが、それ以前に身体が勝手に動き続ける。
授業は原稿ゼロだし学生とのやりとりを続けるから、頭脳フル回転なので、脳の血流を確保するため身体が無意識に動こう、歩こうとするのだと推測しています。
自宅で座ったままオンライン授業してきた2020年度、肉体的負担を感じていました。毎回終わった後、ぐったり。不自然なことをしていたんだと思います。大学構内に入ることを制限されていたので出勤を控えていましたが、2021年度も少なくとも4月はゼミ以外オンラインと決まった今、思い切って研究室を授業スタジオ化。歩き回りながら授業できる環境を構築しました。
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その状況に近いのが、先日の「GR SNAP WEEKEND」。
→ 06197 GR SNAP WEEKEND「写真と著作権」の配信環境を公開します
立って、全身で表現できます。そのイベントで、「2021年度が始まるまでに研究室も授業スタジオ化しよう!!」と心に決めました。
機材構成は基本的にその時と同じです。
替えたのはレンズとマイク。以下順に詳述します。
週末に長男と次男が手伝ってくれて、デスクなど大きくて重いものを移動。そして今日、shioゼミ卒業生が手伝ってくださって、小さいものを色々移動し、整理し、一応、形になりました。まだ片付けが残っていますが、授業スタジオ化は完了です。
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配置
書棚の高さ1.2m程度の位置にSIGMA fpを設置。
その正面約3mの壁面にグリーンバック。下記の記事にある3.6×3mの布をふたつに折って、横3m、縦1.8mで吊りました。
06093-201210 とうとう研究室をZoomスタジオ化してしまいました
その間に高さ90cmと100cmのデスクを配置し、授業中、板書用のiPad Proを置く。
アーユルチェアー・プレジデントモデルを最も高くすると、ちょうど90cmのデスクに適した高さになるので、教授会や研究会といった座って参加するオンラインミーティングにも対応できます。今回、スタジオ化完成直後、教授会に参加したところ、至極快適!!
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映像
カメラ:SIGMA fp
USB-Cケーブル1本でMacに接続して超高画質webカメラになる最高のカメラ。
純正のACアダプタで電源確保。
レンズ:smc PENTAX L 43mm F1.9 Special
自宅のデスクから授業する際はカメラとshio.iconとの距離が70cm程度でしたので、Leica Summicron f2/35mmをつけていましたが、研究室ではカメラとshio.iconとの距離が2.5m程度ありますので、若干画角が狭いレンズにしました。shio.iconが前後に動いても被写界深度内に収まるように、F8まで絞っています。
マニュアルレンズを使うのは、ピントも絞りもレンズ側から目視確認できるから。
SIGMA fpからMacへは、Thunderbolt 3ケーブル(2m)で接続しています。
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Mac
MacBook Pro(2020年4月発売のIntelチップ搭載モデル)
Zoomとmmhmmを起動。
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音声
RØDE Wireless GO II。
Wireless GO II | Dual Wireless Mic System | RØDE Microphones
マイク2個で充電しながら交互に使えるし、USB-Cケーブルで充電・給電プラス音声の取得もされます。
以前から使っているWireless GOはマイク1個。音声は SC7を介してMacBook Proのアナログ音声入力端子に接続していましたが、今回使い始めたWireless GO IIはUSB-Cによるデジタル接続なのでさらに音質良好。
Wireless GO Compact Wireless Microphone System | RØDE Microphones
そのワイヤレスマイクを胸ポケットにつけています。遅延はまったく感じません。
そこにピンマイク(ラベリアマイク)をプラスする方がスッキリスマート。
ワイヤレスなので自在に動き回ることができます。充電はUSB-C。7時間くらいもつらしい。いままで途中で切れた経験がないので実際はどのくらいもつのか不明です。音質も大変良好。
ワイヤレスには2.4GHzが使われていますが、自宅と研究室では混信など未経験。安定しています。
黒板
授業は黒板がベスト。
そこでiPad ProとApple Pencilで板書。
iPad Proで板書するアプリはGoodNotes 5。
iPad Proは12.9インチの最大サイズ。2015年にiPad Proが発売されて以来、このサイズが授業の板書用にベストです。
iPad ProとMacBook ProをThunderbolt 3ケーブル(2m)で接続。
mmhmm
プレゼンの定番、「mmhmm」をMacで起動し、カメラにSIGMA fp、背景にiPad Proを選択。
「画面共有」や「ワイプ」を使わずに、黒板や各種資料を表示するiPad Proの画面がshio.iconの背景に表示されます。板書内容を自分の手で指し示せるので、授業と同じように見せることができます。
mmhmmはバージョンアップするたびに、便利になったり面白い機能が追加されていたりと、ワクワク。素晴らしい。
Zoom
Zoomでカメラにmmhmmを指定し、マイクにWireless GO IIを指定してミュートを解除すればOK。ほかにやることなし。mmhmmの画面が配信されます。
以上です。shioスタジオと呼びます。
何かご質問があればどうぞご連絡くださいませ。
写真1〜3枚目はSIGMA 35mm F2 DG DN | Contemporary / SIGMA fp L
それ以外はiPhone 12 Pro Max
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